豊英秋先生お稽古会&合宿報告🌿


この度も、豊英秋先生のご指導のもと味わいの深い二日間でした〜✨ 

香風舎雅楽乃会 および月一雅楽乃会、豊英秋先生にご指導を仰ぐ皆さま、はじめて雅楽にせっする皆さま、
お暑い中ご参加をありがとうございました☺️宴ではビールや冷酒も進みました〜🍻✨
雅楽仲間たちとの管絃のしらべ。越天楽を三種(盤渉調、黄鐘調、平調)や、、青海波や海青楽の名曲も響きました✨
また御神楽の本役(神迎え)を、省略しながらも、通して座をつくってお稽古できましたこと。豊先生以外はだれも体験したことありませんが、暗闇で松明を眺めるような静かな気持ちに場が満ちました。
ご参加賜りました篳篥の中村仁美さんと縒合を奏で合わせましたこと、宴最後の豊英秋先生が句頭されてからの嘉辰斉唱は、言葉にならない感謝と感動でした🙏✨
恩師 芝祐靖先生が御神楽についてまとめられた文章から(藝大の雅楽専攻科在籍時に頂きました)引用させて頂きます。
明治までは秘されていた雅楽の国風歌舞(くにぶりのうたまい)のジャンルに属す、御神楽(みかぐら)につきまして
「こうして一般に解放されたものの皇室に対する畏敬の念や、その伝習の難しさもあって、民間に普及することがなく、現在神楽歌一具を奏し得るのは宮内庁楽部ただ一カ所という淋しい状態になっている。神楽歌一具の荘重感と芸術性は世界の宗教音楽の中でも特に優れた存在であり、神事としてこれを歌うことにおいても、芸術音楽として唱和することにおいても、結局は日本の神道によって長い間培われたもののもつ高度の精神文化に触れることである。神楽歌が多くの神事に用いられ愛好家に歌われてこそ、神道の発展とともに神楽歌の芸術性もさらに磨きあげられることと思う。そして次の世代への大きな贈り物となり得るであろう」
と残して下さりました。
ちょうど今日は芝祐靖先生のお誕生日🙏✨
うた✨舞✨が榊の一節のように、繁り合っている世の中を
お祈りします🌿

榊葉の香をかぐはしみ
求め来れば 
八十氏人ぞ(やそうぢびとぞ)
神垣の 御室の山の 榊葉は 
神の御前に 
茂りあひにけり
茂りあひにけり

またのお稽古会楽しみにしております。二日酔いでもちゃんと舞の稽古を朝から🎶またカレーやバーベキューも✨皆さまご協力をありがとうございました🌿お写真も🙏🌿
次回は香風舎雅楽乃会お稽古会は、年末北本にて開催予定です☺️🌿

香風舎

舞手 宇佐見 仁と、横笛奏者 中村香奈子による活動。埼玉県北本市を拠点に、さまざまな企画を通して日本古来の『文化』と、そこに息づく『和らぎ』『つながり』を尊び、学び、体現してゆくことを志しています。